2月3日(水)の診察時間です。平日20時まで年中無休での診察です。静岡市清水区の動物病院 みなとまちアニマルクリニックです。

こんにちは。

2月3日(水)

9時30分から12時

17時から20時です。

以下、駄文です。

犬猫の透析についての動画です。

人だと腎臓病でお馴染みの「血液透析」です。

犬猫分野では色々な障壁で定着していませんが

使用できる環境が整えば、理論的に救命率がかなり上昇すると思います。

。。。

例えば末期の腎臓病。

漫然と皮下点滴されて医原的にダメにされちゃうことも多いですし

治療を諦められてしまったと当院にこられる方も多いです。

死生観の話なので安楽死の話をする先生が悪いとは思いませんが、

飼い主さんが希望するならどこまででもお付き合いしたいです。

ただ、例えば、腎臓病の治療にエビデンスレベルで保証されているのは

療法食だけですし

使用方法もどのタイミングで導入すべきか

はたまた使わないべきか賛否両論あります。

。。。

最終的に尿が出なくなって、胸に水が溜まってしまう時に

利尿をかけます。

パッと浮かぶだけで4つほど武器がありますが

過剰水和状態、高カリウム血症という前提条件つきでのみ

フロセミドというお薬は効くがあるくらいです。

他のお薬は理論的にはいけますが

エビデンスに乏しく、実際あんまり効く印象がないです。

。。。

それこそ集中治療で超理論的にガン粘りして、なんとか利尿がかかって

腎臓の機能が少しでも戻るのを待つというのが今できる最善の療法です。

。。。

そこで「血液透析」。

そもそも腎臓から尿として捨てることのできなくなった毒を

血液ごと透析の機械で濾過して、体内に戻します。

腎臓を元に戻す方法がない以上

上記のような症例の子には

透析が一番いい方法だと思います。

論文ベースで

血液透析をすると

半分の子が助かり、そのうちの35%の子が30日生きることができ

30日生きることができた子は1年生存する子がほとんどだということです。

簡単にすると、ほぼ100%無くなってた子の1/4くらいは1年生きることができるようなイメージです。

おそらく動物医療分野での透析の知見が溜まってくると

もっと救命率が上がると思います。

。。。

じゃあなんで透析しないのか。

多分、値段です。

人では週3通いで40万かかります。

保険適応なので実負担は2万円ほど。

動物だと、より手間がかかりますので

保険適応でないと、とんでもない金額がかかります。

てことは、元々の機械の金額はやばい金額になるわけです。

病院の規模にもよりますが

うちの規模だとあっても2ヶ月に1回。

機器代、維持費、使用にかかる勉強代、人件費

考えるととてもじゃないけどやってられません。

仮に導入したとして

例えば、2万でやったとしましょう。

聖人君子かと思われるかもしれませんが

ワクチンやフィラリア予防でその分をペイしなければいけませんので

結果的にその他の大多数の患者さんに負担を強いてしまっているわけです。

人で1回13万でやるとしたら、その2倍は経費として必要かと思います。

。。。

話が逸れますが、この辺の認知が獣医領域には圧倒的に足りていないと思います。

安さを売りにすると、結果的に質をかなり犠牲にすることになるのですが

過当競争がこれを生んでます。

結果的に助かる患者さんが助からなくなってしまっているのです。

。。。

と言いつつ僕はこれを導入したい。

やり方を考慮すれば、実現可能なはずです。

患者さんに迷惑をかけないやり方があるはずです。

ので模索中です。

では。

 

2月3日(水)の診察時間です。平日20時まで年中無休での診察です。静岡市清水区の動物病院 みなとまちアニマルクリニックです。” への2件のフィードバック

  1. 望月先生、こんばんは。
    冒頭に「犬猫の透析」とあったので、何度も読み返してしまいました。動画も見ました。
    うまくコメントできませんが、考えておられることが大きくて、でも実現しようと模索されていて、「スゴイな~!」と思いました。
    陰ながら応援しています。是非、頑張ってくださいませ。

    1. ひめちゃんさん
      こんにちは。
      動物病院さんは他にもたくさんありますので、うちができることを模索していければなと思います。
      地域で、あの病気はあそこ、この病気はあそこみたいな連携が取れて、静岡市の動物たちが長生きするのが理想ですね。

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