おはようございます。
2018年10月28日 日曜
9時→11時 となります。
11月は診察日が不規則になります。
ご迷惑をおかけしますが、ご確認の上、ご来院ください。
今日はたまたま健康診断で悪いところが見つかった例をご紹介します。
健康診断を受診されたのは1歳9ヶ月の猫さん(避妊済み)。
もちろん元気盛り、食欲もあり、健康上も問題なさそう。
飼い主さんも僕も若いし悪いところはないだろうなあという予測でした。
油断大敵です。
がっつり胸にお水が貯まっていました。
胸水があると肺が圧迫されますので呼吸が苦しくなります。
放置すると命に関わります。
すぐに胸のお水を抜去。
160ccも取れました。
抜去後のレントゲン画像です。
画像上は大分綺麗になりましたが、大事なのはお水を溜めてしまった原因です。
今回は健康診断でしたので画像検査と同時に血液検査、画像検査もたくさんの項目をスクリーニングで検査していたので
ある程度の原因を予測することができました。
ちなみにお水の性状は「乳糜」で診断は「特発性の乳糜胸に伴う胸膜炎」でした。
このように無症状、元気そのものでも病気が隠れている場合があります。
若くても健康診断は重要だという一例でした。