病院の今日

当院での不妊手術について(卵巣子宮全摘出術を例にあげて)※一部血液などを含んだ画像を含みます。

こんにちは。

チロル動物病院での不妊手術の流れを紹介します。

まず、お電話でご予約ください。(前もって診察させていただくと状態を把握しやすいです。)

手術日当日は午前10時に病院にご来院ください。(当日はご飯抜きでお水のみです。)

ご説明後、麻酔前検査をさせていただきます。

基本的な検査に加え、健康診断を兼ねたものを受診していただくことをお勧めします。

お昼の時間帯で手術です。

まずは鎮痛薬、鎮静薬などを状況に応じて投与します。

その後導入薬を投与し、気管チューブを挿管します。

モニタリング機器や気化器(維持薬や酸素を入れる機械)を接続し

術野を確保します。

超音波メスで体表を切っていきます。

鈍性剥離というテクニックで脂肪を剥離していきます。

腹腔内にアクセスしたら、特殊な器具を使って、慎重に卵巣を探索します。

卵巣をシーリング機能を用いて、切除していきます。

シーリング機能を用いることで、動静脈を正確かつ迅速に凝固することができ、結紮もする必要がありません。

糸が腹腔内の中に残ることで起こってしまう肉芽腫の予防も、これで安心です。

なお1歳未満の子の手術では卵巣のみの摘出で済んでしまうことが多いので、この手技の後は閉腹ということになります。

今回の例は子宮卵巣全摘出ですので、卵巣処理後、子宮体部をシーリングしているところです。

最後はお腹を閉じて終了です。

写真は腹腔内に出血がないか最後に確認しているところです。

しっかりと目を覚ますまで、介護します。

一度帰宅を希望される方は18時頃のご来院にしていただき、それまで輸液を流します。

帰宅された方は次の日も様子を見るために、診察をお願いしています。

 

 

最後におまけの画像です。

傷口の大きさを気にされる方がいらっしゃるのでのせました。

4キロほどのトイプードルさんで1.6cmの傷になります。

数ヶ月で分からなくなってしまう場合がほとんどです。

また、手術は傷口の小ささを競うものではありません。

あくまでも動物に負担をかけないことが大前提となります。

術野が狭いことでかえって動物に負担をかける結果になることが起きることもあることをご理解ください。

お問い合わせはチロル動物病院までお願いいたします。

 

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