病院の今日

4月15日(木)の診察時間です。狂犬病予防、フィラリア症予防薬など予約不要です。初めての方でもお気軽にどうぞ。静岡市清水区の動物病院 みなとまちアニマルクリニックです。犬猫の尿石症について書いてます。

こんにちは。

4月15日(木)

9時30分から12時

17時から20時です。

一緒に働いてくれる獣医師、看護師を募集しています。

一度見に来てください。

054-388-9582

以下、駄文です。

今日は犬猫さんで膀胱に石がありますね。

内科じゃ厳しいです。外科をしましょう。

となった場合についてです。

僕の個人的な手術をする時のポイントをアウトプットできるかな

という類の記事なので、本当につまらないです。

悪しからず。

膀胱に関わるほぼ全ての手術では

切開範囲は恥骨前縁までで十分です。

膀胱頸部や前立腺までアプローチが必要となると恥骨切開が必要です。

切開して膀胱が露出されました。

となったら、膀胱自体を「手」もしくは「支持糸」をかけて持ちます。

手で持つか、支持糸にするかを決めるポイントは

膀胱の腫れ具合によります。

外科にはカウンターストラクションという手技があるんですが

(いや、普通に圧をかけて綺麗に丁寧に切りましょうて話)

膀胱が腫れていれば、そもそもカウンターストラクションをしなくても

メスを入れやすい状態なので、手で行きます。

支持糸をかける場合は、中途半端に掛けて(漿膜や筋層までしか糸がかからない)

支持糸がズレる事で組織の裂開を招かないように

しっかり粘膜までかけて、そして2本かけることで

鑷子(ピンセット)でさらにもう1点支持して

「面」を作ることを意識します。

「面」の方がメスはいれやすいですよね。

はい。

じゃあ膀胱を切っていきます。

切る位置は慣習的に膀胱背側(膀胱の背中側)です。

手術終了後の腹壁への癒着を防ぐためだといわれています。

膀胱背側をいじる際は

大事な血管と神経は左右の外側膀胱間膜内にありますので

できるだけ触らないように意識します。

はい。

目的だった石が取れました。

この時にも細かい石なら、膀胱の切開部に切ったシリンジの外套を入れたりすると

開口部を維持しながら、効率よく洗浄できるので、便利です。

僕は元来不器用なので、こういう豆知識的な理論武装をして

手術に臨みます。なんかあっても落ち着いて対処できます。

ちなみにですが、膀胱壁は一部とって、細菌培養するといいと言われてます。

結石自体に細菌がバイオフィルム(バリアみたいなもん)を作ってたりすると

手術前には細菌が陰性だったのに、実は感染してましたなんて場合があります。

なので術後管理に重要です。

膀胱は切っているので丁寧に縫ってあげなければいけません。

尿、お腹の中で漏れたら大変ですよね。

最近だと3-0,4-0のモノフィラメントの吸収糸で

2mm間隔で単純結紮をしてあげたら、それでいいと言われてます。

少し前は、糸が膀胱粘膜内に残ると、それを核にして石ができやすくなる

なんて言われてましたが、糸の性能が良くなって、いまは大丈夫だそうです。

僕は今だにレンベルト縫合という内反縫合をしています。

合併症としては

尿漏れ、血尿、結石再発、石の取り残し(20%)、下部尿路感染、腫瘍は種

なんかがあります。

膀胱は治りもいいですし、当院だと未だにトラブルになったケースは1回もありません。

例えば、取り残しに関しては、必ず別の獣医師に

麻酔を切る前にエコーで確認してもらったりしてます。

よくやるシンプルな手術だからこそ、丁寧に知識もアップデートしながら

やらなければいけないもんですよね。

では。

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