3月8日月曜日の診察時間です。セカンドオピニオンについてもご気軽に相談ください。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。

こんばんは。大山です。

3月8日 月曜日の診察時間です。

午前中は 9時30分 から 12時 まで

午後は 17時 から 20時 まで(受付は診察終了30分前まで)となります。

よろしくお願いいたします。

 

動物病院でよく行われる処置の一つに

皮下点滴というものがあります。

もちろん人の医療の方でも行われることのある処置ではありますが

医療現場と動物医療現場を比較すると

圧倒的に動物にされている数の方が多いと思います。

 

その中でも、皮下点滴が実施される機会が最も多いものの一つに

慢性腎臓病が挙げられると思います。

ただ、最近本当に皮下点滴がこの子に必要なのかなあ、という場面に出くわすことが多いように感じます。

腎臓の数値を下げるために、人間でいうところの透析みたいな感じのイメージで説明されることも多いです。

もちろん、飼い主様にとってわかりやすい説明に越したことはないので

例えること自体は問題ないようには思うのですが

皮下点滴と血液透析は全然違います。

 

こっからは僕の個人的な意見も入っていますので

あんまり書くと炎上しちゃうかもですが

間違ってはないと思うので書こうと思います。

 

基本的に、脱水をしていない子に皮下点滴は必要ないと僕は考えています。

ただ単に腎臓の数値が少し高くて、食欲もあり水も自分で飲める状態の子に

何のために皮下点滴をするのかなと思っています。

医学領域の方で、過剰輸液の弊害が取り沙汰されて、しばらく経つとは思いますが

もちろん動物の方でも輸液をし過ぎると悪影響は出ます。

特に、腎臓を保護するための目的で点滴を入れられていた猫ちゃんが

点滴のやり過ぎによって腎臓を障害されていた、なんてことも去年何件か目の当たりにしました。

やはり過剰輸液はダメなんだと思います。

また、皮下点滴が多くなると、動物が自分で水を飲む量が減ってしまうように思います。

難しい話は省略しますが、動物の飲水量が減ってしまうと細胞内脱水という状況が進行してしまいます。

皮下点滴をしていても、水を飲まなければ、細胞の中には水分は届いていかないので、こういう事態になるわけですが

昔ながらの腎数値が高い子は、とにかく点滴で数値を下げよう!

みたいな流れが今も変わらず残ってしまっている状況がこういうことに繋がるのかなと思います。

もちろん、脱水をしている子は良くなると思います。

そうでない子には悪影響を与えてしまいかねないですし

そういったこの割合も一定数いるように感じています。

 

ただ、ここで難しいのは

動物が今現在脱水しているのかどうかの評価が難しいということです。

この症例に点滴が必要なのか?を判断する方法として

昔から医学領域の方でも色々なことが言われてきました。

ただ、現状、絶対的な指標というものがまだありません。

なので、僕たちは、皮膚をつまんだり、口の中の渇きを診たり

心拍数や意識レベルを評価し

血液検査や心臓のエコー検査、血圧測定などを実施します。

それだけやっても本当に水分が足りてるのか、どうなのか?の評価は完璧に行えないのが現状です。

 

大事なのは症例一人一人に対して、きちんと向き合って評価して

今食べることのできる量、飲水量、尿量なども踏まえて

本当に皮下点滴が必要なのか?を考えた上で実施することだと思います。

 

僕自身も皮下点滴をする機会はだいぶ減りました。

その全部が全部、良い風に働いているのかはわかりませんが

少なくとも点滴を減らすor やめる判断をして悪化した子はいないように思います。

 

薬に関してもそうですが

必要のないものをやり続けることほど無駄なことはありません。

ただ、一度継続治療として始めたものをやめるという判断は

始める時よりも難しいです。

だからなかなかやめられないのだとは思いますが

本当に動物たちのことを考えるなら

その判断をきちんとしてあげることが大切ですよね。

可能な限り、そのわんちゃん・ねこちゃんに最適な治療を考えていければと思います。

それでは!

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