こんばんは。
3月26日(金)
9時30分から12時
17時から20時です。
春先は混み合うことが多いです。
お時間に余裕を持ってお越しください。
以下、駄文です。
思ったままに書き連ねていきます。
良いも悪いもありませんのでご容赦を。
お電話で費用のことを聞かれることが多いです。
当院は基本的に何をするにも決まっていますので、正直にお話しします。
安いやら高いやら色々な反応があります。
経営者として辛いなあと思う一幕です。
自由診療てのはある意味弊害かと思います。
人みたく点数制で決められていたら、「質」で病院を選択できるのに。と歯がゆく思います。
動物病院の質てのはあまり飼い主様側には伝わりません。
そうすると値段が病院選択の一つのパロメータになるのは当たり前です。
ただですよ。
それが無益な価格競争を生み、結果として質の低下を招いています。
医療における質の低下は即命に直結します。
では、適正な値段とはどんなもんなのか。
例えば、最近うちに導入した内視鏡で考えてみましょう。
価格は485万円税抜き。
医療機器の耐用年数は大まかに5年間。
1年あたり105万円かかる計算です。
それに加え、使用に伴う電気水道代、洗浄液代、使用に伴う人件費、検査をアップデートするための勉強代が必要です。
当院は平均して1日当たり25件の患者さんがいらっしゃる年中無休の病院です。
それでも稼働率は月に1回あるかないかです。
使用時間は麻酔含めて1つの手術として捉えるくらいの感覚です。
さらに使用後の洗浄に看護師つきっきりで30分は要します。
使用に必要な人数は麻酔科医、術者、看護師2の4人。
さらには、全身麻酔下で行いますので、術前検査は身体検査血液検査画像検査含め入念に行います。
。。。
1回全部込みで10万円(術前検査3万円、全身麻酔代2万円、内視鏡検査代5万円)でやったら赤字です。
トントンにするのも厳しいんです。
病院を維持するという意味合いでも20万くらいが妥当なのかなとは思います。
利益を出そうとしたら25万円。
ただ、そんな提示の仕方したら誰も使いません。
内視鏡は検査であって一部の使い方を除いて治療ではありませんからそれ以外にも費用がかかってしまいます。
。。。
過当競争でこのような事態が招かれてます。
病院を大きくしていく必要もなくなるので
設備や人材の更新も行いません。(というより行えません)
その地域医療の質は上がりません。
むしろマイです。
取れるところでとっとこうという考え方になりますので
変なところで高くなります。
診察事態が高いというイメージがついてしまうので
病院が身近でなくなります。
診察を受ける機会損失になりますので、救えた命が救えなくなります。
いかがでしょうか。
なんだかなあと思うことをぼやかせていただきました。
めげずに勉強して設備投資も人材投資もし続けます。
では。
“3月26日(金)の診察時間です。心臓病、腎臓病の診察に力を入れています。静岡市清水区の動物病院 みなとまちアニマルクリニックです。” への1件のフィードバック
望月先生、こんばんは。
私、経営とか経済とかには全く暗いので、動物病院の経営や診療費が高いか安いかはさっぱりわからないのですが、みなとまちさんにかかる前の清水の動物病院では「血液検査は2万円」でした。
みなとまちさんでは本当に詳細に明細を書かれた領収書をくださるし、約2年お世話になりましたが、たくさん検査してくださったときほど、「こんなに安くていいのかな?」と思うことがしばしばでした。
。。。
と、病院のPRをしたところで、もうひとつ、今ペット保険に入っておられない飼い主さんにアドバイスを。『ペット保険は必ず入っておいて損はない』と思うのです。もちろん『保険』ですから、使わないに越したことはないのですが。私の入っていたペット保険は、獣医師さんに書面を書いていただくことが必須で、先生方には多大なお手数をおかけしましたが、犬猫さんの超高齢化が進んでいる昨今、慢性疾患に罹る可能性も考えておかれるべきだと思います。ウチのキャンディは慢性腎臓病を1年3ヶ月ほど患いました。ペット保険に入っていて、本当に良かったと思います。犬猫さんを飼うことに最期の日まで責任を持つためにも。
。。。
なんとなく、金銭的なことにつられて書いてしまいました。賛否両論があるのは当たり前ですが。
以上駄文でした笑