病院の今日

2月24日(水)の診察時間です。心臓病、腎臓病に力を入れています。静岡市清水区の動物病院 みなとまちアニマルクリニックです。「高齢化に伴う痛みについて」を掲載しています。

こんにちは。

2021/02/24

9時30分から12時

17時から20時です。

以下、駄文です。

「高齢化に伴う痛みについて」

犬の平均寿命は年々伸びています。

ペットフード協会調べでは

2011年に13.9歳だった平均寿命の値が2020年には14.5歳になっています。

高齢化は長く一緒に入れるということで嬉しい限りですが

新たな問題も浮かんできます。

高齢の定義ですが、その個体の75%を経過した動物がそう呼ばれるそうです。

てことは上の値から計算すると10~11歳くらいからが高齢と呼ぶことができますね。

。。。

高齢の子が直面する問題は様々な臓器の機能が低下することや

環境変化に対しての対応能力がなくなると言われています。

特に、慢性痛を抱えることが多くなります。

歳だから仕方ないねーと同じように接してあげていると

意外とすごく痛がっていたりするのかも。

要は痛みに気づいてあげることが重要です。

この図は動物のいたみ研究会のHPから拝借したものです。

。。。

痛みに気づいたら、来院をお勧めします。

医師がしなければいけないことは

痛みの出ている原因を見つけること

そして、そこに正しいアプローチで痛み止めを使用することです。

一口に痛み止めといっても様々です。

つまらん図を載せますね。

アラキドン酸カスケードという炎症の出る機序になります。

このCOXという左っ側の青いとこを抑えるのが

NSAIDsと呼ばれる痛み止めです。

メタカムとかカルプロフェンとかオンシオールとか聞いたことないですか?

みんなこの種類に属する痛み止めです。

注意しなきゃなのは下のやつらは全部が全部悪さをするわけじゃなくて

例えば胃の血流や腎臓の血流を維持してたりします。

COX止めたらこれらも阻害しますから

高齢の子で腎臓や消化器に問題のある子は気をつけなきゃですよね。

。。。

これは皆さん知ってるんじゃないですか。

一昔前に流行りましたね。

オピオイドという種類の鎮痛薬です。

トラマドール、ブプレノルフィン、フェンタニルなんかはよく使われます。

鎮痛作用は強いですが、仕様には気をつけなきゃいけないやつです。

。。。

さあつまらなくなってきました。

すっ飛ばしてください。

NMDA受容体やAMDA受容体という受容体を阻害して

鎮痛を補助してくれるようなお薬もあります。

いわゆる抗うつ剤と呼ばれるようなお薬も

神経障害性疼痛には効果的だと言われています。

。。。

人の方では不安が疼痛の度合いを高めることがわかっています。

動物にも当てはまると思います。

これもご存知の方多いかもですが

吐き気どめとして使われることの多いお薬です。

脊髄のNK1受容体を阻害することで抗不安作用を持つとも言われています。

。。。

そしてアンチノール。

言わずと知れたEPAやDHAの抗炎症効果で痛みに作用します。

あとは最近話題の血管を若く保つことが健康の秘訣。

これは強ち間違いじゃないんです。

グリコカリックスという言葉を多分そのうち巷でも良く聞くようになると思いますが

そもそもその骨幹となっている(語弊あるかも)EPAやDHAを摂取するのは

悪くないはずです。(エビデンスがないためこういう言い方で)

。。。

要は、どういう理由で痛みを起こしていて

どれくらい痛くて

どういう風に抑えてあげるのが

患者さんとご家族にとって一番いいのかを

一緒に考えましょうということです。

できるだけ元気にいて欲しいのはみんな一緒だと思います。

では。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください