病院の今日

2月22日月曜日の診察時間です。セカンドオピニオンに関してもご相談ください。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。

こんにちは。大山です。

2月22日月曜日の診察時間です。

午前中は 9時30分 から 12時 まで

午後は 17時 から 20時 まで (受付は診察終了30分前まで)となります。

よろしくお願いいたします。

 

今日は普段は少し触れにくいところに関して書かせていただきます。

あくまでも個人的な意見ですが、不快に思われたらごめなんさい。

最期までお付き合いいただけると嬉しいです。

 

 

最近、動物を飼いたいなあ、と感じることが多いです。

動物看護師さんたちのわんちゃんが病院に遊びに来てくれたりすると

動物たちのいる暮らしっていいなあと羨ましく思います。

僕自身、2年ほど前に実家で飼っていた犬が亡くなって以降

動物と一緒に暮らすということには無縁となっています。

まあ、子どもたちもまだ小さいし、なかなか飼うのは難しいのが現実ではあるのですが。

 

ただ、どうしても最期の時のことを考えると

動物を飼うことに対して前に踏み出せない自分がいます。

自分が飼育している動物に対して

どこまでの医療を提供してあげるか?に関しては

皆、それぞれご意見が違うと思いますし

何が正解で、何が間違っているとかはないかと考えています。

僕自身は、とことん最期の最期までできる限りのことはしてあげたいと思ってしまう派でして

そうするとどうしても亡くなった後に、虚無感というか喪失感というか

そういった類の感情が生まれてきてしまいます。

これが所謂ペットロスというものなのかはわかりませんが

僕が次の動物を飼育することに対して踏み出せない一つの原因にはなっていると思います。

 

僕は代診時代、院長に『自分の飼っている子だと思って診察しなさい』的なことを言われていました。

その考え方は今も変わらず僕の信念の一つではありますし

今後もそれを持って診察業務にあたりたいとは思います。

ただ、そうすると患者様に感情移入し過ぎるせいか

患者様が亡くなる時に、自分の飼っている動物達に対する感情と同様のものが自分自身を襲います。

毎度毎度、頑張って立ち直っているつもりではあるのですが

亡くなった子にすごく似ている子達や飼い主様を見かけた時など

ふとした拍子に想起されることも多いです。

 

いつまで引きずってるんだと言われるのかもしれませんが

そこまで精神的に強い人間ではないですし

飼い主様と動物達には最期まで寄り添いたいという想いは強いので

仕方がないのかもしれません。

ただ、そういったことの繰り返しのせいで

動物を飼うことに踏み切れないのかなあと思います。

 

で、ここからが今回の本題ではあるのですが(前置き長くてすみません)

自分が言うのもなんなんですが

このようなペットロス的なものを緩和するために

動物病院として何かできないかなあと考えています。

 

こういう話題を動物病院で取り上げるのはあまり良くないのかもしれませんが

命に向き合っている以上

生もあれば死もあるわけで

そことはきちんと向き合わなければならないと僕は考えていますので、敢えてこの話題を取り上げています。

 

亡くなる最期の時間が辛かったからといって、その子との生活すべてが辛いものであったわけでもないと思いますし

動物達と一緒に暮らす生活というものは何事にも変え難いものだと思っています。

『もうあんな辛い想いはしたくないから、二度と動物は飼わない!』という感情を

『最期は辛いこともあったけど、またいつか動物達と一緒に暮らしたいな』という感情へもっていけるような

お手伝いを動物病院としてできないかなあと。

 

人間の病院だと遺族会のようなものがある病院も多いですし

ご家族を亡くされた方の心のケアを行っている病院も多いです。

ただ、動物医療では?となると

実際にそういうことに取り組んでいる病院さんはかなり少ないのが現状だと思います。

 

そのような現状もあり、何かできないかと模索しているわけです。

具体的に、グリーフケアと呼ばれたりしますが

その中の一つの方法として

他者の悲しみの体験を共有する、という方法があるようです。

遺族会で同じような体験をされた方同士の交流を図るのも同様なのかもしれません。

 

そこで、今考えているのが

実際に飼われていた動物を亡くされた経験のある飼い主様で

かつ、その悲しみを克服された方に

体験記のようなものを書いていただくのはどうかということです。

他の人の悲しみやそこからの克服の体験を共有することで

心のケアに繋がらないかなという考えです。

 

もちろん賛否両論あるかと思いますし

色々と配慮しないといけない箇所もあるかとは思います。

ただ、動物達を亡くした後の飼い主様の心のケアも

僕たち動物医療関係者が率先して行うべきことなのかなと考えています。

 

どういう形になるかはまだまだわかりませんが

もし、ご意見やご感想などあれば、遠慮なく教えていただければと思います。

よろしくお願いいたします。

2月22日月曜日の診察時間です。セカンドオピニオンに関してもご相談ください。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。” への3件のフィードバック

  1. いつもお世話になり、ありがとうございます。

    家族として過ごした大切な子を亡くした心のケアは、なかなかできることではないと思います。それが老衰であれ病死であれ、いつかは亡くなる心の準備などあるはずもないんですよね。

    たくさんの死と向き合ってきましたが、どの子のそれもいまだに思い出すたびに胸が張り裂けそうになります。

    「こんなに良い子だったんだよ、こんなに頑張ってたんだよ…」
    誰かに話したい、聞いてほしい……誰でも思うのではないでしょうか。
    辛さや苦しさは抱えるほど重くなります。
    亡くした悲しみや淋しさは無くなりませんが、同じような思いを打ち明ける場があったら、気持ちは和らぐと思います。

    私はそんな場を設けてくださるなら、是非参加させていただきたいです。

  2. 大山先生、ますますご活躍のご様子、陰ながら応援しています。

    さて、私はまさに昨年クッキーとキャンディが旅立っていったばかりの飼い主です。
    モーニングワーク(Mourning Work)の真っ最中のはずですが、いわゆるペットロスではないと自分なりに考えています。自分なりの死生観と合致する形で見送れたからかな?

    さて、先生の考えておられることは非常に大切で素晴らしいと思います!微力ながら、私たちにも是非、お手伝いさせてください。

    3月には一度、病院に遊びに行かせていただく予定にしていますので、先生のお時間が許せば、いろいろお話させてくださいませ☆
    よろしくお願いいたします。

  3. いつもありがとうございます。

    ペットの死を乗り越えるというのは、正直不可能なのかと思います。
    新しい子を迎えて、その子に癒される毎日であっても、亡くなった子への思いは変わることはないですね。

    その子がくれたものが大きすぎて、そして言葉も話さず旅立っていったことを思うと、悲しみに圧倒されてしまう飼い主がほとんどだと思います。

    動物病院の先生方や看護師さんは、その辛い状況に立ち会う状況がどうしても訪れてしまい、ものすごい葛藤の繰り返しなんだろうと想像します。

    先生が以前書いてくださった通り、最後の悲しみで全て覆い尽くされてしまうより、ペットと過ごした時間や思いを大切にしたいと思っています。それでもやっぱり、思へば涙、涙です。

    飼い主さん達の思いを綴った thanks noteみたいなものがあるといいかもしれないですね。同じ思いをされた方と繋がれたり、励ましをいただいたことは自分は大きかったと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください