病院の今日

2月21日(日)の診察時間です。麻酔や不妊手術に力を入れています。静岡市清水区の動物病院 みなとまちアニマルクリニックです。

こんにちは。

2021/02/21

9時30分から12時

14時から18時です。

以下、駄文です。

「分離不安って何?」

定義です。

愛着を多く感じる人(達)が外出した時

あるいは外出を予測できた時

不安行動として、破壊行動、過剰な吠え、排泄行動

を示してしまうことです。

潜在的に恐怖や不安、飼い主への過度な愛着

適切な社会との関わり合いの不足などが

関連している場合が多いです。

。。。

当院は隣にペットショップさんがあったり

患者さんと近い距離でやってきたので

こういう行動(生活)に関わるお悩みを聞くことが多いです。

そこで2つ懸念がありました。

。。。

1つ目は、僕自身がエビデンスベースにお話しすることができないこと。

どうしても数値化できないことも多いことなどあるかもしれません。

中々、これならこれという説明ができません。

。。。

2つ目は、自称プロが色々な知恵を植え付けてしまい

中々引っこ抜くのが大変なこと。

(言い方すみません)

行動学的異常、例えば分離不安を診断する際には

分離不安以外の理由で起こっていることを否定しなければいけません。

痛みが原因で触ると怒るのかもしれませんし

痒みでねれないのかもしれません。

身体的異常の否定は医学的にしかできないはずです。

病態をややこしくしたり

身体的な異常だったら悪化するだけです。

診察を受ける機会損失を起こすことで寿命が短縮してしまうなら

怖いなーと言わざるを得ません。

ごめんなさい。敢えて書きました。

。。。

さてさて昨日からの内科学アカデミーで

行動学的異常のセミナーを拝聴したわけですが

はっきりと分離不安の症例には

早期に薬剤で介入するべきだ とされていました。

いわゆる「抗うつ剤」をメインで使用し

「抗不安剤」を併用する治療方法です。

アメリカでは論文ベースで推奨されているらしく

これからもっと知見が得てくると思います。

。。。

行動療法てのは人でいう心療内科に近似しています。

他の科と違うのは、行動修正や環境を整えることが

治療のメインを担うことだと思います。

それゆえに診断はもちろん大事ですし

獣医師と飼い主さんのコミュニュケーションがより重要だと思います。

 

。。。

例を引用して記載させてください。

3歳のシーズーさん去勢済みの男の子。

2歳の時に劣悪な環境下から保護団体さんがレスキューした子。

主訴:飼い主さんが外出すると口の中から流血するほどケージを噛む。

帰宅すると涎で体がベチャベチャになっている。

一般的な検査の結果、身体的な以上は否定。

治療:フルオキセチン(抗うつ剤)

トラゾドン(抗うつ剤)

行動修正(下記の)

→ 1週間で変わらずのため

フルオキセチン増量、ジルケーン(サプリメント)を追加。

→ 3ヶ月後には症状がかなり緩和。

→10ヶ月後フルオキセチンのみで維持可能。

行動修正の内容:

ケージから出してフリーでお留守番。

お父さんがコロナで在宅勤務からあけた際に、症状が悪化したため

出かける際はクールに出かける訓練。(お父さんの)

最適な知育トイを選択して、お出かけ中はそれで遊んでもらう。

という流れです。

。。。

どうでしょう?

僕はすごく行動療法に興味を持ちました。

人の世界でも、今までは忍耐が足りないとか

ちょっと変だとか言われてしまっていた行動異常の原因に

しっかりした病名がついてます。

原因なども科学的に証明され、薬剤で治療されることが多いです。

動物の分野もそういう変換点にきているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

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