病院の今日

12月31日木曜日の診察時間です。年中無休で診察しております。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。

こんばんは。大山です。

12月31日木曜日の診察時間です。

午前中は 9時30分 から 12時 まで

午後の診察は 14時 から 18時まで(受付は診察終了30分前まで)となります。

よろしくお願いいたします。

 

今日は学術的な記事を書くという話だったので

子宮蓄膿症についてでも書きたいと思います。

 

子宮蓄膿症は、わんちゃんやねこちゃんの

主に中年齢以降に発症する雌性生殖器疾患で、よくある病気の一つです。

簡単に言うと、子宮に膿が溜まってしまい全身の感染症に発展する怖い病気です。

避妊手術をされていないわんちゃんの場合

10歳までにおよそ20%の子が子宮蓄膿症に罹患するとされています。

ねこちゃんの場合は、わんちゃんよりも発症する機会が少なく

13歳以下の未避妊猫の2.2%に発症すると言われています。

 

子宮蓄膿症は子宮内での細菌感染から始まりますが

時間の経過とともに細菌から出されるエンドトキシンの影響もあり

相対的な循環血液量減少性ショックや血管分布異常性ショックを呈し

最終的には多臓器不全へと陥り、動物を死に至らしめます。

 

本疾病の死亡率は

外科手術を行った場合、わんちゃんで1〜3%程度、ねこちゃんで5.7%と言われていますが

重度の敗血症を呈したわんちゃんの周術期死亡率は36.7%であったとの報告もあります。

また、子宮破裂を引き起こした場合

わんちゃんの死亡率は50%、ねこちゃんでは30〜50%にまで跳ね上がるとされています。

 

以上のように、動物を死に至らしめるような非常に危険な病気ではありますが

最近は、避妊手術を若いうちに済ませるわんちゃん、ねこちゃんが増えていますので

昔よりは減っているようです。

ただ、当院でもわんちゃん、ねこちゃん合わせて今年だけでも10頭近く診断していますので

まだまだ無くならない病気なのかなと思っています。

(ちなみに避妊手術が日本よりも普及しているアメリカではほとんど見ない病気となっているそうです)

 

避妊手術を受けさせるかどうかに関しては

色々な意見があると思いますし

考え方は強制しようとは思いません。

実際に、少数ではありますが

去勢手術や避妊手術反対派の獣医師の先生もいらっしゃると思います。

が、少なくとも僕自身は避妊手術をしてあげることのメリットの方が多いと考えていますし

病院としても手術をすることを推奨しております。

 

ただ、実際に去勢手術や避妊手術をやるか悩まれている方も多いと思いますので

よろしければ病院まで足を運んでいただいて

お話だけでも構いませんので、相談させていただければと思います。

 

それでは、今日はこのへんで。

12月31日木曜日の診察時間です。年中無休で診察しております。静岡市清水区の動物病院、みなとまちアニマルクリニックです。” への1件のフィードバック

  1. 大山先生、こんばんは。
    子宮蓄膿症、ウチのキャンディも8歳か9歳ころに発病し手術となりました。
    幸い命はとりとめましたが、避妊手術をしていないことのデメリットについて、あまりにも知識がなかった飼い主としての当時の自分を振り返ると反省することしきりです。(同時に、そのことについて一切説明してくれなかった当時の主治医の獣医師さんにも疑問を抱いたりして(笑)

    17年間にわたって2匹のチワワの飼い主をしてきた私が思うのは、わんちゃんなりねこちゃんなり生き物を飼う限りは、もっともっと勉強して知識を得るべきだったと思います。
    防げる病気や怪我はない方がいいに決まっていますよね。

    さて、この1年間、クッキー&キャンディが大変お世話になり、ありがとうございました。
    どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

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