病院の今日

1月25日(月)の診察時間です。静岡市清水区の動物病院 みなとまちアニマルクリニックです。日々の疑問や銅関連性慢性肝炎について駄文として記載しています。

こんにちは。

1月25日(月)

9時30分から12時

17時から20時です。

以下、駄文です。

今日は望月の疑問をぶつけていきます。

みなさま一緒に考えていただけたらと思います。

題して〜「飼い主が投薬を突如中止した」の功罪〜

毎月、購読している学術誌を読んでいて違和感を覚えたフレーズです。

簡潔にご紹介すると

8ヶ月のワンちゃんが近くの病院で肝臓の値が高いことを指摘されました。

このとき、無症状です。

若いので原因を突き止めたほうがいいということで大学病院に紹介されています。

そっから2500日追っている経過報告の記事でした。

なお、2500日時点で元気です。

大学病院では

身体検査、血液検査、エコー検査、尿検査、食前食後総胆汁酸の測定

そして麻酔をかけて肝臓を生検までしています。

診断名は銅関連性慢性肝炎疑いです。

上記疾患に対して、食事療法と投薬治療がされています。

。。。

ちなみに銅関連性慢性肝炎はラブとかドーベルマンの子にたまに起こる肝障害です。

予後はわりと良くて、肝硬変にならない限り、普通の子と同じくらい生きれることが知られています。

また、医学的には1年1回、肝臓を採取して

乾燥銅重量を測定するほうがいいよと言われています。

。。。

こういう症例発表の中に、

上記の「飼い主が投薬を突如中止した」という言葉が出て来ました。

新しい薬を試した際に、食欲不振が出たからという至極真っ当な

飼い主さんサイドの理由もあります。

ニュアンスの問題かもですが、僕は「おや?」と感じたわけです。

。。。

前提として大学病院というのは教育機関と研究機関としての役割を果たしていますので、それ込みでのお話です。

僕個人としての意見ですが、傲慢な言い回しだなあと思うわけです。

。。。

僕の周囲は圧倒的に獣医が多いです。

そりゃ大学の同期は全員獣医になるのだから当然です。

獣医になるにはそこそこの偏差値を求められますし

私立に通うには保護者の財力も求められます。

したがって、ある程度特殊な母集団の中での

さらに小さな特殊な集団を形成しますし

その中で6年過ごしてきて

さらにさらに小さな社会である動物病院に入社する。

教えるのも接遇を学んでいない先輩獣医師である。

結構やばいと思います。

だからこそ、こういう物言いになってしますのかなと思いますし

そこに獣医療の発展と社会の取り巻く仕組みとの乖離が生じる原因が

あるのではないでしょうか。

。。。

まず上記の先生は

(学術的には大学病院の先生方はとても尊敬しています。)

無症状なのに、経過を追わせてくれてありがとう。

研究の礎となってくれてありがとうという気持ちを持って対応すべきなんじゃないのかなと思います。

そしたら書き口は

飼い主さんは投薬による食欲不振によりコンプライアンスが下がり、

投薬を続けることができなかった」

という感じに自分ならするのかなと思います。

。。。

上から目線はいいことなしです。

僕は病院だって車屋さんや飲食店と変わらないと思っています。

車検の見積もりを出されて

「え、こんな高いの?」

これとこれはやんなくていいよ と言ってしまう獣医師が

「なんでこっちは提案してるのに全部やらないんだよ」というのは

ワガママだと感じませんか?笑

車屋さんだって命に関わる事故を未然に防ぐために提案してくれているからです。

獣医は命を背負ってるからとかいう論破してくださいと言わんばかりの論理は通用しません。

僕らはできる限りの提案をする。

提案を聞いてもらえるだけでもありがたい。

受けてもらえる提案の中で、最良の選択をして行く。

てのが正しい商売の仕方であり

腕の見せ所なんじゃないのかなと思います。

。。。

暴論だと感じられたらすみません。

では。

1月25日(月)の診察時間です。静岡市清水区の動物病院 みなとまちアニマルクリニックです。日々の疑問や銅関連性慢性肝炎について駄文として記載しています。” への2件のフィードバック

  1. 望月先生、こんばんは。以下、駄文です~笑
    日大の獣医学科は、獣医師国家試験の合格率が全国3位なんですってね。スマホのチラ見で拝見しました。その際に、各大学の特色みたいなのも少しだけ書いてあって、日大は、先生のよく言われる飼い主さんとのコミュニケーション(=接遇、とも言えないけれど)を非常に重視した教育をしておられる、とあったような気がします。
    だからこそ、他の獣医師さん(特に年齢が上の)の接遇や飼い主さんに対する上から目線が気になられるのかも、と思いました。

    先生は、初診のときから、私たちとのコミュニケーションを非常に重要視してくれて、「いかにすれば、飼い主さんの本心を引き出されるか?」に腐心してくれていたと思います。
    だからこそ、約2年間、クッキー&キャンディがお世話になりましたが、「あの時、先生に本当は言いたかったことがあったのに…」的な後悔は微塵もありません。

    結局、何が言いたいのかよくわからないけれど、私は、みなとまちアニマルクリニックさんに出会えて、本当にあの子たちは幸せだったと思っています。ありがとうございました。
    これからも、患者さんたちと飼い主さんたちを幸せにしてくれる素敵な動物病院を維持しつつ、先生方の目指す病院に徐々にステップアップしていってくださいね。

    1. こんばんは。
      長く書くと野暮かなと思いますので、これだけ。
      僕自身も病院も田中さんご家族と出会えて、本当に良かったです。
      キャンデイさん、クッキーさんも喜んでくれていたらと思います。
      コメントありがとうございます。
      精進します。

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